国連によるトランスジェンダーの定義

お久しぶりです。Twitterをやめたのですが、皆、吟味する定義立てもせずにとある事柄について食い違った議論をしているのではないかと思い、ここに国連によるトランスジェンダーの訳をしてみました。英語の読み方に関して間違えていれば教えてください。内容については国連に。無知なので、読むべきものを知っている人がいれば教えてください。

TRANSGENDER / TRANS

Transgender (sometimes shortened to “trans”) is an umbrella term used to describe a wide range of identities whose appearance and characteristics are perceived as gender atypical —including transsexual people, cross-dressers (sometimes referred to as “transvestites”), and people who identify as third gender. Transwomen identify as women but were classified as males when they were born, transmen identify as men but were classified female when they were born, while other trans people don’t identify with the gender-binary at all. Some transgender people seek surgery or take hormones to bring their body into alignment with their gender identity; others do not.

 

トランスジェンダー(省略してトランスということもある)は、その見かけと特徴がジェンダー非定型的な―トランスセクシュアルな人、クロスドレッサー(「異性装者」ともいわれることがある)、第三の性というアイデンティティを持つ人を包含する―幅広いアイデンティティの広がりを記述するのに用いられる包括的な単語である。トランス女性は、生誕時には男児と区分されるも、女性としてのアイデンティティを有し、トランス男性は、生誕時には女児と区分されるも、男性としてのアイデンティティを有する。一方で、他にもトランスの人は二分法のジェンダーアイデンティティを全く有さない人もいる。手術やホルモン投与して、そのジェンダーアイデンティティに合致するよう身体を調整しようとするトランスジェンダーの人もいるし、そうしない人もいる。

 

www.unfe.org

 

樋口朋子による試訳。

感想:頭の良い人が書いた文章だなあ。

オランダ語と格闘中ですが

しばらく存在を忘れていました。

今日はオランダ語の便利な諸々をまとめておきます。

 

個人的にベストなのは『実用オランダ語文法』かなと思います。

実用オランダ語文法 : 日本語対訳版 (日蘭学会): 2009|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

英日対訳で詳しく書かれていて非常に便利ですが、残念なことにたぶん入手は困難かと。(日蘭学会出版のため。)

 

古いオランダ語を読むのに便利なのがこれ↓

Nederlands van Middeleeuwen tot Gouden Eeuw - Uitgeverij Vantilt

オランダ語で書かれているので、詳しくは読めていませんが、過去には存在した格変化などが載っているので良いです。

 

辞書としては、現代語は

www.amazon.co.jp

しか日本語ではありません。オランダ人向け蘭英のは説明がオランダ語なので日本語おすすめです。

ネットで見れるものだと、

www.vandale.nl

で色々検索できて便利ですが、広告は鬱陶しいです。

あとは、古いオランダ語の辞書としては、

Historische woordenboeken op internet

で一括横断検索できるのでおすすめです。

 

 

英語のライティングで便利なサイト、ソフト等

辞書類

www.oxfordlearnersdictionaries.com

オンラインのものではやはり安定です。

最近買ったのが、こちら

www.amazon.co.jp

学術英語に特化している辞書なので、論文を書く時には非常に便利です。

ただ日本で買うと高いですね…

www.thesaurus.com

同じ単語ばかりどうしても使いがちなので、そういう時は類語辞典が便利。

 

ソフト

私はGrammarlyのpremium機能を使ってます。

www.grammarly.com

1年間で139ドルほど。そこそこ快適に動くし、正確さも他のもの(wordの校正機能とか同類の製品のginger)よりあるように思います。chromeプラグインもあるので、FBとかに英語でポストする時も使えて便利です。日本の大学でも英文レポートが課される授業がありますし、レポート作成時期に試しに一月だけ(30ドル/月)契約するという使い方もありだと思います。

単複のズレであったり、コンマの打ち方であったり、動詞と前置詞の組み合わせであったり指摘してくれるので結構便利です。勉強にもなります。

とはいえ、これで完璧な英文になるわけではないので、投稿したりする場合は最終的にネイティブチェックは必要だと思います。私は大体アメリカ在住の友人にアマゾン経由でプレゼントを送って校正をしてもらっています。

1つ改善して欲しいのは、受動態を全部注意してくることですかね…。

スピノザ関連で便利なサイト

まずはゲプハルト版全集(pdf)がダウンロードできるサイトから。

BARUCH / BENEDICTUS DE SPINOZA OPERA

ここは著作権上の問題のためか何年かごとにお引越しするので、変わっていたらまた載せます。

ラテン語の辞書はここでガフィオ(羅仏、pdf)がダウンロードできます。

LE GAFFIOT 2016 NOUVELLE ÉDITION CORRIGÉE ET AUGMENTÉE - [LATIN, GREC, JUXTA]

 

短論文ではこれも便利。

Spinoza Korte Verhandeling van GOD de MENSCH en deszelvs WELSTAND.

(ゲプハルト版が現在スタンダードにはなっているため、持っていない人はゲプハルト版の入手を強くお勧めします。とはいえ、バチカン版が発見されるなど、スピノザ研究は今も進んでいますので、現在PUFから出版されているスピノザ全集の購入をお勧めします。神学政治論、政治論、初期著作集(知性改善論と短論文)が出版されており、エチカについては2015年冬にテキスト校訂者の先生からテキスト自体は完成されている(注がまだ)と聞いたので、数年後には出るのではないでしょうか。) 

 

ATSS - Archivio di Testi per la Storia dello Spinozismo

スピノザの所有していた本のリストとその中でオンラインにアップロードされているもののリスト。Google booksとかのは大体読めます。

上のリストでリンクがないもの(たとえばアリストテレス全集)は下のサイトで検索すると見れることがあります。

Home - e-rara

(これはスイスの図書館にあるデジタル化された貴重書が見れるサイト。画像の質が良いのでフォリオ版も鮮明に読めて便利です。その分少し重いですが…)

 

また、スピノザ研究者の木島泰三さんのサイトにオランダ語版がまとめられています。

スピノザ電子テキストリンク集

 

オランダ語辞書とかはここが便利かも↓(私はオランダで18世紀初頭の仏蘭・蘭仏辞書と羅蘭辞書を購入しているのでそれで済ませていますが。)

http://www.dbnl.org/tekst/kili001etym01_01/

 

あと、エチカ関連では、このサイトが便利。これでマシュレーの解説書が手元になくても、定理などの参照関係がすぐにわかります。

ethics.spinozism.org

 

スピノザ関連の学会などの情報は以下のサイトで探せます。

spinoza research network

日本のスピノザ協会

Spinoza Kyokai/スピノザ協会

 

他にも便利なサイトがあれば順次追加していきます。

 

人文系学振(DC1)申請のアドヴァイスのような何かの覚書

今日、久々に後輩に会ったら、去年申請した学振の申請書(通った。手続きのことついても色々とまとまり次第書くつもり)を見せてもらえないかと頼まれて、ああ、もう少ししたらそんな季節かと思い、去年申請した時に何をどうしていたのか忘れる前に書いておこうと思いました。(多分後3年も書類を書かなければ何をどうしていたか絶対に忘却しているだろう…)

ただし、私は私が経験したことと他人から聞いた情報しか知らないので、人文系のDC1以外の話は全然わかりません。これは申請したいけどさっぱりどうしたらいいかわからない人文系M2の人のための事柄でしかありませんし、ここに書いたこと真似したけどだめだったとか言われても知りません。

 

去年を振り返って重要だと感じた事柄のリスト

  • ともかく色々な、うまく行った先輩の申請書から真似できるところは真似する。形式、書き方、図の入れ方など注意する点は多々あります。人文系だと図が入れにくいことも多いかと思いますが、図も考案して入れました。忙しい教授がそんなにしっかり読むことは難しいと聞くので、ぱっとみてわかる図が入っていると読みやすいのではないかと思いました。実際にそうかは知りませんし、意味不明な図を入れたら多分逆効果でしょうね。
  • ともかく早めに書き上げる。(重要。初めて書く書類が一発で完璧に書ける人はいないだろうから(少なくとも私は違う)、早めに一度仕上げてそこからブラッシュアップした方が良いと思う。)
  • とりあえず色々な人に見てもらう。分野の近い人と異なる分野の人2人は最低確保するといいのかなと思う。大学によるとは思うけれども、私の大学ではURAの方に見てもらえる企画をしていたので、それに申請して見てもらいました。

 

書く時に考えたことのリスト

  • 読み手には、「これくらい知っているでしょ」みたいな期待をあまりしないで、基本的な事柄から説明する。実際あなたの研究に詳しくない人が読むのですし、運良く(もしくは運悪く)分野が全く同じ人が読んだら、基本的な事柄も知らないと思われるかもしれない。
  • 項目が互いに連関するように書く。何を探究することが目的で、それのために何をどういすることが必要で、それをどのように行っていくかという1つ1つのステップがきちんと連関していることがわかるように。
  • 嘘は書かないけど、ちょっと盛り上げて書く。例えるならば、整形、フョトショはなしで、メイクでがんばるみたいな…。特に研究の独創性と自己評価。研究と自分の将来性を売り込むんだから、自信満々で書いたら良いと思います。自己評価は留学(M2の後半に行くことが決定していたので、書いた時はまだ行っていなかったけど、採用される時には経験済みになっているので書きました。)、英語発表、語学力などプラスになりそうなエピソードをアピールしました。
  • 業績欄は書く頃には時間的にどうにもならないので、ほぼ決まっていた予定も書いて、ちょっとフォントのポイントも上げて頑張ったけど、まあその程度でした…。

思い出せるのはこれくらいかな…。

ブログの趣旨などについて

Madame Florealのメモ帳です。

単に誕生月が5月であるだけでアカウント名には意味はありません。

主に人文系研究にまつわる諸々の事柄について扱うつもりですが、根気がないから続かない可能性があります。もしかすると趣味(ヴィンテージファッション収集、古書収集、眼鏡、旅行、紅茶、マニキュア)について書くかもしれません。